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意外と人気!見本盤レコードの人気の秘密

2018-06-26

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レコードの見本盤って売れるの?

見本盤とはリリース前に、宣伝用に配られるサンプル盤レコードのことをいいます。大抵の見本盤は、後にリリースされる通常盤とほぼ同じことが多いです。違うところは、ほとんどの見本盤はレーベル部分が白く、レーベルの色から「白盤」とよばれることもあります。海外では販促用のレコードなので「プレス盤」ともよばれます。見本盤のため販売・転売禁止と記されているため、メジャーな中古レコード買取専門店では買取をしてくれないことがあります。もしくは見本盤のため安価な買取価格になってしまうこともあります。

見本盤レコードのメリット

買取してもらえないからといって、価値が無いわけではありません。純粋に音を楽しむにあたっては、見本盤には色々なメリットがあります。
まず、見本盤は初回生産のファーストプレスだということ、そして試聴や数回の再生程度のためコンディションが良いものが多いことがあげられます。発売前にラジオや有線、もしくは出版関係、レコード販売店の店内放送用などにいち早くレコードを送ってアピールするためにファーストプレスの出来立てホヤホヤのレコードが見本盤として配られます。ファーストプレスというと、オリジナル盤でも触れましたが、もっとも新しいマスター盤からプレスされるので、高音質が期待できます。通常盤のオリジナルファーストプレス盤を購入するよりも、同品質で安価な見本盤レコードは個人売買やオークションでは比較的人気のジャンルでもあります。
また、見本盤だからこその、通常盤と違ったジャケットなどを楽しむことができます。サインやアーティストのライナーノーツなどレアな情報をみることができるものもあります。
稀にテストプレス盤というものがあり、見本盤と間違えられる場合がありますが、これは見本盤よりも前に製作される、音をチェックするためのレコードになります。チェック用なので、正常に再生できないかもしれないというリスクがありますが、チェック後に音に修正が入った後にリリースされた場合、幻の音源ということにもなります。

見本盤レコードの価値

海外盤の場合、そのアーティストの人気(需要)にもよりますが、同タイトルでも通常初回盤、通常盤、見本盤、国内盤の順で相場が変わります。音質の面では、通常初回盤=見本盤といえます。コンディションの面では、もしかすると最も良いかもしれませんし、店内放送用で針飛びなどするくらい劣化した最も悪いものかもしれません。見本盤は中古レコード店などでは買取してもらえない、オークションなどでも転売禁止となっていることが多いので価格という価値はつきませんが、純粋に音楽を楽しむものとして考えれば、総合的にみて良品のレコードといえます。

まとめ

いかがでしたか。見本盤を少し掘り下げて調べてみると、意外な発見がありますね。高価な通常初回盤は保管用、普段楽しむものは音質の変わらない見本盤で、というレコードマニアもいるとか。それぞれのセンスでレコードを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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